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【知らないと住めなくなるかも!】海が近い家を建てるときのポイント
こんにちは!
小倉店 藤井です☺
突然ですが「海の見える家」って
素敵じゃないですか…?
マリンスポーツやアクティビティが
好きな人なら一度は考える海沿いの家🌊
しかし海沿いに家を建てるときは
塩害対策や津波への対策など
海沿いならではの注意点がたくさん!
今回は海沿いに家を建てる際に
知っておきたいポイントや
海沿いの家でできること・できないことを
ご紹介していきます!
海沿いの家の魅力
海沿いの家に住みたい人は
どんな所に魅力を感じているのでしょう?
海を毎日眺められたり
サーフィンや釣りなども
思い立ったらすぐにできるので
いつもはイベントになりがちな事も
気軽に楽しむことができます☺
また、海沿いの家を選んで住む人達には
共通して「海が好き」
という価値観があります!
同じ価値観を持つ人たちとの交流を楽しむのも
海沿いの家に住む大きな魅力ですね☺
普通の家との違いは?
海沿いに家を建てる場合
通常家を建てるときよりも注意する点がたくさん!
塩害の影響大
海沿いの家は、海から吹く潮風を受けるため
「塩害」が発生しやすいのが特徴です…
外に置いてある自転車や
室外機などが錆びやすかったり
室内のものにも影響がある場合も…!
よく海の家なんかで
鉄パイプが錆びているのも
塩害の影響が大きかったりします。
海沿いと言っても
地域によって環境は大きく違い
また、同じエリアでも風向きや
海までの距離などさまざまな状況によって違います!
塩害がどの程度なのかによって
必要な対策は変わるので
風向きなど希望エリアの塩害が
どのくらいなのかは
きちんと確認しておきましょう👀
風の影響で洗濯物が乾きにくい
海沿いの家は
洗濯物が乾きにくくなるのもデメリットの一つ💦
湿度が高いのはもちろんですが
洗濯物が潮風に当たると塩分が付着してしまい
乾いてもなんかベタベタしてます…
風がない日や海とは反対方向からの
風が吹く日ならカラッと乾くこともあるそうですが
基本的には室内干しがおすすめ。
また、風の影響をもろに受けてしまうので
室内に潮風や砂が入らないように
風が強い日は窓を閉めて過ごすことも…
湿度管理が必要
海が近い所は空気が水分を含みやすく
湿度も高くなりがちに💦
カビが生えやすいのがつらいところ。
風や塩害の被害を防ぐために
窓を閉める家庭も多いので
エアコンをつけたりして
適切な湿度をコントロールする必要があります!
湿度は立地にもよるのでここも周辺の人や
住宅会社さんに聞いておくと安心です☺
自然災害への対策
これは内陸・海沿い関係なく対策していてほしいのですが
海沿いの家は特に内陸の家よりも警戒が必要です。
台風時に激しく吹き付ける海風
や波しぶきの影響を軽減できるような
住宅への工夫がとても大切!
地震による津波への備え
避難場所や避難経路の確認・確保も
しっかりやっておきましょう👀
海沿いの家、必要な設備は?
海沿いの家に必要な設備とはいったい何なのでしょう?
耐重塩害仕様・耐塩害仕様の設備
海沿いの家はエアコンの室外機や給湯器など
とにかく家の外にあるものが錆びがち!
塩害対策がされていない設備を設置してしまうと
せっかく買ったものも劣化が猛スピードで進んでしまいます…
メーカー各社が「耐塩害仕様」や「耐重塩害仕様」の設備を
用意しているので、確認したうえで取り付けましょう!
耐風圧のサッシ・強化ガラス
家に取り付けるサッシは耐風圧のものを選ぶと
台風時に海から吹きぬける強風に耐えやすくなります。
ガラスでも、耐風圧タイプのものを選ぶと
万が一割れたとしても破片が飛び散りにくくなります✨
また、家の目の前が海の場合
強風によって波の音も大きくなり怖いと感じることも…!
音を防ぐという意味でもサッシ選びは重要ですよ👀
エアコン
海沿いの家ではエアコンも大切。
「海風が通るからエアコンはいらんやろ~」
と思っていても強風すぎて
窓が開けられない日も少なくありません。
エアコンは除湿もできるので湿気対策にも!
絶対取り入れるべき設備です!
家の外の水道
海からの風は塩分を持っているので
家や車に塩分がつきがち。
放置しているとさびや劣化に原因になるので
定期的に水をかけて洗い流す必要があります!
そのためにも家の周りに水道が必要。
敷地内全部にホースが届くことが理想なので
届かない場合は必要に応じて2ケ所つけると安心ですよ!
あると望ましい設備
ここからはなくてもいいけどあるともっと便利な設備についてご紹介します!
車庫
何度も言いますが外にあるものはすぐ劣化するので
車庫があると潮風から車を守りやすくなります。
自転車屋三輪車など外置きが
基本一緒に収納できるので塩害によるリスクが減らせます☺
雨戸・シャッター
台風が頻発するエリアでは
窓が割れると家の中まで海水が流れ込み
被害が一気に拡大してしまうことも。
窓が割れるのを防ぐためにも
雨戸やシャッターを取り付けると安心できますよ~
ドアクローザー
海からの強風によって勢いよく閉まったドアに
指などを挟んでしまうと大けがの原因に!
玄関はもちろん、室内のドアにもゆっくりドアが閉まるように
「ドアクローザー」を設置するのがおすすめ。
また、ドアではなく、引き戸にしてしまうのもいいアイデアですよ!
設置できない設備は?
海沿いの家には、現在太陽光発電は設置できません。
潮風を受ける沿岸部は金属部分が錆びやすく
故障のリスクも高いので海から500m以内の設置を不可とするメーカーさんがほとんど。
ただ、銃塩害地域にも対応できるような設備がどんどん開発されているので今後は支障なく設置できる時が来るかもしれません☺
海沿いの家に住んだ後の対策
実際に海沿いに住んだ後はどんなことに気をつけると良いのでしょう?
こまめに塩を洗う
これがなかなか大変そう…海沿いの家では
塩害を防ぐためにこまめなメンテンナンスが欠かせません!
風向きによってはガラスに塩がついてしまい
曇りガラスのようになってしまって
せっかくの景色がきれいに見えないことも。
定期的に窓ガラス・車に水をかける
強風や台風のあとは家全体を水で洗い流す
など、とにかく水をかけることを習慣にする必要があります👀
北海道や東北の雪かきみたいなものですね☺
外壁・屋根のメンテを早めに行う
塩害のリスクが高いエリアでは
外壁や屋根について早めのメンテナンスが必要です!
建築技術が向上しているといっても
入居後に建材の効果を十分に発揮できるかはメンテナンス次第!
塗装が劣化したまま放置するだけで
家に傷がついたり塩害により被害が深刻化してしまいます。
一般的には外壁や屋根のメンテナンスは10年に一度
と言われていますが、定期的に傷んでいないか
チェックしてもらうと安心です!
自然災害への備え
これが一番大切!
目の前が海!なんて家は特に
台風の影響や高潮の影響をもろに受けてしまいます。
地震が発生した時は津波の被害も心配ですよね?
避難場所や避難経路の確認はもちろん
家には火災保険をかけ万が一に備えておきましょう!
まとめ
近くに海がある家
こんなにたくさん気をつけるポイントがあっても
「住みたい!」と思う人が多い魅力がたくさん!
せっかく住むのならできる限りの対策をして
楽しく暮らしていきましょう☺