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被災後のローンはどうなる?今知りたい住宅ローンのあれこれ

被災後のローンはどうなる?今知りたい住宅ローンのあれこれ

こんにちは!
小倉店 藤井です

この度の石川県能登地方で発生した
地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

被害を受けられた皆様の心と体の安全と
一日でも早く平穏な生活に戻られますことを
心よりお祈り申し上げます。


日本は世界でも時に地震の多い
地震大国と言われています。

そのため、住宅の耐震性能はどんどん向上していますが
自然災害を完全に防ぐことは残念ながら難しいですよね。

住宅購入をした方の中にも
もしもの時を考える方が多いと思います。

そこで今回は
住宅ローンの返済中に万が一被災した場合
どうなるのかをお伝えしていきます!

自宅が被災。その時どうなる?

 

ほとんどの方が住宅購入時に

ローンでの購入を選びますが

万が一、自宅が被災した場合住宅ローンは

いったいどうなるのでしょう?

 

実は地震などにより被災した場合でも

原則住宅ローンはそのまま残ります…

 

倒壊して住み続けることができなくなったり

津波で自宅が流されたとしても

住宅ローンの返済は続きます。

 

その後新しい住宅を購入した・借りた場合

その分のお金も支払うので

支払いが二重になってしまうのです😢

これは地震に限らず火災や台風でも同じ。

 

しかし、地震保険(火災保険)や

住宅ローンの特約を付けていれば

  • 給付金の受給
  • 一部の返済が免除

になる場合もあります…!

また、災害によっては救済のための

特別措置が適用されることもあるので

要チェックです。

 

 

東日本大震災以降の救済措置

 

2011年3月11日に起きた東日本大震災では

東北地方以外に関東でも多くの被害が発生しました。

全壊した建物は全国で約13万棟

半壊は約26万棟だったと言われています。

 

この甚大な被害を前に国は

被災者のために住宅ローンの観点で

救済措置を取ることにしました。

 

自然災害債務整理ガイドライン

 

震災前に借り入れたローンの返済が震災後

困難になった人のために作成されたガイドラインで

作成当時「個人版私的整理ガイドライン」

といわれていました。

(現在は廃止、新たに自然災害債務整理ガイドラインが作成)

 

「整理」と聞くと自己破産(債務整理)

を思い浮かべる方も多いと思います💦

しかし、このガイドラインにおける

「整理」は自己破産とは違います!

 

通常破産手続きや再生手続きを行うと

個人信用情報に登録されてしまい

新たな借入れやクレジットカードの作成が

できなくなってしまいますが

このガイドラインに基づいた手続きだと

個人信用情報に登録されないんです…!

 

さらに、国の補助により弁護士の方など

専門の方が無料で手続きを支援してくれます。

 

今回の能登半島での大型地震も

対象になっているのでぜひ参考にしてみてくださいね

手続き方法など詳しくはリンクを

ご確認ください👀

一般社団法人東日本大震災・自然災害被災者債務整理ガイドライン運営機構

 

災害復興住宅融資

住宅金融支援機構は災害で被災した方が

被災住宅を復旧するための住宅ローン

を用意しています。

 

住宅金融支援機構と聞くと

フラット35のイメージがありますが

こちらは政府の金融機関。

災害復興建築物の建設や購入に必要な

資金の貸し付けなども行っています。

 

この融資では住宅が

  • 全壊
  • 大規模半壊
  • 中規模半壊
  • 半壊

した旨の罹災証明書を交付されている方が対象。

原則として罹災日から2年以内に申し込みが必要です!

 

一定期間優遇の全期間固定金利

 

となっていて、融資の手数料も無料。

初期費用を大きく抑えられますね!

詳しくは下のリンクをご確認ください!

住宅金融支援機構-災害復興住宅融資

 

地震保険でもしもに備える

 

地震で住宅を失った場合、条件を満たしていれば

債務整理によって住宅ローンの一部が

免除・減額されることがあります。

しかし、手元に残るのはほんとに一部の財産…

 

その後の生活を支えるためにも

もっとしっかり備える必要があります。

 

地震保険とは

 

地震保険とは

地震や地震に関連した災害によって

被害を受けた場合に、損害を補償する保険のこと。

 

災害に対する保険としては

火災保険が一般的で

住宅を購入したほとんどの人が

加入していると思います🤔

(住宅ローンを組む場合火災保険の加入が必須ですし)

 

しかし、火災保険は

一般的に地震による損害は補償しません

 

多くの火災保険では

地震保険を同時に申し込むことが可能です。

ただ、地震保険単体での申し込みはNG💦

必ず火災保険とセットで申し込みましょう!

 

 

どのくらい支払われる?

 

地震保険に加入すると

被災時にはどのくらい支払われるのでしょう?

 

地震保険は実際の修理費用を支払うのではなく

設定した保険金額と損害の程度

によって金額が変わります。

 

損害の程度 支払われる保険金
全損 建物・家財の地震保険金額の100%
大半損  建物・家財の地震保険金額の60%
小半損  建物・家財の地震保険金額の30%
一部損  建物・家財の地震保険金額の5%

 

地震保険は申込時に建物と家財の保険金額を

自分で設定します。

基本的には火災保険の保険金額の

30%~50%=地震保険の保険金額になります。

家財を設定せずに建物だけの設定もOKです!

 

地震保険には割引もあるので

ぜひこの機会に確認してみてくださいね☺

 

 

まとめ

 

今回は地震などの自然災害が起きた時

住宅ローンはどうなるのかご説明しました。

 

最近では地震だけではなく

数十年に一度レベルの災害が

日本全国で多発しています。

 

被害を受けない為の対策ももちろん

被害を受けた時のことを考えて

保険や住宅ローンを見直してみましょう。

 

当店ではおうちを買う時はもちろん

買った後のご相談も承っております!

 

お近くに来られた際はぜひ

お立ち寄りください☺

 

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